地球温暖化に伴い、日本全国の気温が上昇傾向にある。
このまま行くと、2100年には4度~6度近く平均気温が上昇するという恐ろしいデータを国際的な研究機関が発表をしているほどだ。
そして既に、蚊の生息エリアにも変化が見えてきており、東南アジアなどの亜熱帯地域に生息していた蚊が、日本でも生息するような状況になってきている。
昨年は、芸能人も「ヒトスジシマカ」に刺されてデング熱になるなど、蚊に刺されないように子供達に虫除けスプレーを購入した親御さんも多いのではないだろうか。
蚊に嫌われるように振舞えば、それほど刺されることもないのかもしれない。
では、早速、項目ごとにお伝えしていこう。
蚊が近寄ってくる色は何色?
番組の中で実験を行った。「黒」「白」「赤」「黄」の全身タイツを着た若手芸人を、蚊がたくさんいる部屋に閉じ込め、何色が一番吸われるか?という過酷な実験だ。
結果は、吸われる順に、「黒」⇒「赤」⇒「黄」⇒「白」となった。
理由として、蚊は直射日光を避ける性質があるため、明るい場所を嫌うためだ。
蚊の視界はモノクロであるため、黒は黒、赤はグレー、黄は薄いグレー、白は白に見える。蚊は、黒が濃い順番に好むのだ。
暑い夏、日光を吸収する黒は避けて外出をしたい。
蚊が好きな血液型は?
巷では、「私、O型だから吸われやすいんだよね~」とか言う人が必ずいるが、これはまったくのデタラメだ。
血液は皮膚からにおいや特別な成分を出すものではないため、蚊は、においなどから血液を判別することができないのだ。
そのため、蚊はどの血液型も好き、ということなのだ。
蚊が好きな身体の部位は?
今回の実験でもそうであったが、蚊が寄ってきたのはほとんどが足先。蚊は低いところに寄ってくる性質がある。
理由は、蚊は体が軽いため、吸血中に風で飛ばされることがないように、風の抵抗を受けにくい、低い場所を好む。そして、もう一つの理由は、足から出る匂いである「イソ吉草酸(きっそうさん)」を好むためだ。
そのため、虫除けスプレーは見落としがちな足元にこそスプレーして欲しい。
蚊は汗かきの人を好む
汗かきな人が蚊に刺されやすいのは本当だ。
上記で説明したとおり、蚊は「色」や「におい」を好む。しかし、それ以上に好むものが「二酸化炭素」なのだ。代謝量が大きく汗を多くかく人は、二酸化炭素を体から多く出しているので蚊を寄せつけやすいのだ。
実験では、ドライアイス(二酸化炭素を凝固させたもの)を庭に置いただけで、一気に蚊が寄ってきた。
同様の理由だが、寝息に含まれる二酸化炭素に蚊はよってくる。特にビールを飲んだ後の息に、蚊は寄ってくる。ビールは炭酸で、二酸化炭素が含まれているため、お酒が代謝により体内で分解されると、二酸化炭素が出てくるためだ。
蚊がもっとも集まりやすいシチュエーションは、夏のバーベキューだ。ビールを飲み吐く息、炭から出る二酸化炭素が蚊の大好物のスポットであるといえる。蚊は熱にも反応する性質もあるとのことなので、バーベキューに虫除けスプレーと蚊取り線香は欠かせない。
蚊はマンションの3階ぐらいまでしか飛ばないといわれているが、エレベーターなどで高層階まであがって来ることも多いので、上記に意識してデング熱の予防に務めてほしい。
同日放送されたかき氷で頭が痛くならない方法については
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