9月23日放送の世界一受けたい授業。
東海大学の関根先生が登場し、体臭が出てしまう理由や体臭の改善方法を紹介してくれました。
秋や冬は意外と臭いが充満してしまうものです。自分自身の臭いをきっちりケアをしておきましょう。
皮膚ガスセルフチェック
臭いの元は、皮膚から出るガス=皮膚ガスにあると関根先生は言います。
まずは、あなたの皮膚からいやーな臭いが出ているかをセルフチェックしてみましょう。
以下10項目について、自分自身に当てはまる内容に○をつけて見てくださいください。
1.酒を良く飲む
2.タバコをすう
3.肉や魚を良く食べる
4.香辛料を好んで使う
5.汗がべとべとする
6.心配性または緊張しやすい
7.普段あまり運動をしない
8.夜更かしをすることが多い
9.入浴はシャワーで済ます
10.シンナーが含まれたものを良く使う ※マニキュアの除光液など
○が5個以上ある方は要注意です。
周りの方があなたの臭いを感じている可能性があります。
10のシンナーがなぜ臭いに関係するのかですが、呼吸によりシンナーに含まれた成分が体に吸収され、それが体臭になるのだそうです。
番組では、グラビアアイドルの葉加瀬さん(30歳)が皮膚ガスを測定しました。きれいなお姉さんですが、300種類あるといわれる皮膚ガスのうち53種類のガスが検出されました。
特に多く検出されたのが、ヘキセナールと呼ばれる、皮脂が分解された時にでる油成分のガスです。これは、カメムシのような香りを出してしまうのだとか。
また、ペラルゴン酸という加齢臭の原因となるガスが、一般50代男性の2.5倍も出てしまっていたのです。ご自身もまったく気づいていない様子でしたが、それが臭いなのです。
短期間で臭いを改善する方法
それでは番組で紹介された、臭いを改善する方法をご紹介します。
皮膚ガスは3つのルートから出てきますので、その対策方法もそれぞれ異なります。臭いルートごとに対策をご説明します。
1.皮膚の表面からの臭いを消す
汗や油など、皮膚に付いた成分からの臭いです。加齢臭や汗臭い匂いがこれに該当します。
対策としては、正しい入浴が必要です。シャワーではなく、しっかりお湯につかることで、皮膚についた汗や油がきれいに落ちます。
しかし、皮膚をタワシやタオルでゴシゴシ洗いをすると、皮膚の皮脂が落ちてしまい、逆にくさい皮膚ガスが出てしまうので注意してください。
自分自身の手を使い、ふわふわの泡で優しく皮膚を洗いましょう。
2.汗腺からの臭いを消す
汗腺からの臭いは、お酢のようなすっぱい臭いになることが特徴です。
これを解決する方法が運動です。ポイントは汗をかくまで運動をして、汗腺を衰えさせないことが重要です。
汗腺が衰えてしまうと、ベタベタした汗が出てしまうため、それがいやーな臭いになるのです。
30分間のウォーキングがおススメです。そして、ウォーキングの後は、シャワーでしっかり汗を落としましょう。
3.血液からの臭いを消す
血液にも臭いがあることをご存知でしょうか?
食事やストレス、呼吸によって取り入れた成分が血液の臭いになります。この場合、皮膚をいくらケアしても臭いは消すことができません。
特に、疲労した時にでる臭いは、尿のような臭いを出してしまいます。
この疲労臭を減らすためには、ぶなしめじとシジミのお味噌しるがおススメです。
肝機能が衰えることで臭いが出てしまいますので、肝機能を助けるオルニチンを摂取することが重要です。
まずはこの3つのルートからの対策を意識して、臭いケアを開始いたしましょう。
特に、男性・女性に関係なく、30歳を超えてくると、臭いが強くなる傾向があります。加齢臭というキーワードが特に注目されますが、実は加齢臭よりもキツイ臭いがミドル脂臭と呼ばれるものです。
ミドル脂臭は30代・40代の人に発生しやすいため、しっかりと後頭部付近をシャンプーなどで洗い流すように意識しましょう。
加齢臭は50代以上の方に発生しやすい特徴がありますので、50歳以上の方は、特に背中をボディーソープ等でしっかりと洗い流すようにしてください。ただし、ゴシゴシと皮膚を洗ってしまうと逆効果になりますので、ご注意ください。
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