1月22日放送の健康「カプセル。ゲンキの時間」
女性を中心に多くの方が悩まされている便秘。便秘は身体に様々な悪影響を与えることは皆様ご存知と思います。
タレントの松本明子さんは、ご本人が約40年間、酷い便秘に悩まされ、肌荒れ・冷え性・肩こり・アレルギー・花粉症、ネガティブ思考など、様々な悪影響を受け続けてきました。しかし、順天堂大学の小林弘幸医師に出会い、便活・腸活を生活に取り入れ、劇的に改善したのです。
タイプ別の便活・腸活方法が紹介されましたのでご自身の生活に取り入れてみてください。
便活・腸活体操のススメ
酷い便秘を解消した松本明子さん。便秘が解消したことで、酷い冷え性も改善した様子です。メディアにも多く登場している小林弘幸医師との出会いがきっかけでした。
(出典:順天堂大学HPより)
便秘になると幸せホルモンのセロトニンが減少するためウツになりやすいので、逆に便秘を治せば、ウツの予防や、冷え性やドロドロ血まで改善できるのです。
3つの便秘タイプと対策
1.ぜんどう不全型の便秘
大腸のぜんどう運動がうまく働かないと、便が排出されにくくなります。野菜に含まれる食物繊維は、便のかさを増すため、ぜんどう運動が機能しやすくなりますので、ダイエットをして野菜を食べていない人は要注意です。
便のカサを増やすための野菜のおススメは、不溶性の食物繊維のさつまいも、ホウレン草、かぼちゃ、ジャガイモ、ブロッコリーなどです。
2.直腸・肛門型の便秘
肛門の直腸は便意を感じると排出を促しますが、便意を我慢するような人は直腸まで便がおりてきても、脳から指令が出なくなり、便意を感じなくなるというタイプの便秘です。
便の滑りを良くする野菜のおススメは、水溶性食物繊維のアボカド、にんじん、里芋、バナナ、りんごなどです。さらにはオリーブオイルは便の潤滑油にもなり、直腸も刺激するため摂取が推奨されています。
3.ストレス型の便秘
排便するためのぜんどう運動の収縮は、自律神経の副交感神経により行われています。
ストレスを感じる→副交感神経が乱れる→ぜんどう運動が低下し便が出にくくなる→さらにストレスを感じ症状が悪化
という悪循環を引き起こしてしまうタイプの便秘です。
便秘セルフチェック
以下、どの項目当てはまるのかチェックしてみてください。
1.便やオナラが異常に臭い
2.硬い便が出ることが多い
3.自宅以外での排便を我慢する
4.腹筋が10回以上できない
5.失敗したことをくよくよしやすい
6.平均睡眠時間は6時間以下
1つでも当てはまるようであれば、将来的に便秘になる可能性が高くなるので要注意と小林医師は語ります。
1・2に当てはまる人はぜんどう不全型、3・4に当てはまる人は直腸・肛門型、5・6に当てはまる人はストレス型の便秘の可能性に注意してください。
タイプ別排便力トレーニング
1.せんどう不全型
便が溜まりやすいポイントを直接
①足を肩幅に開き、左の肋骨の下と右の腰骨の上を指で押し込む(画像入り説明はこちら)
②肛門を締めながら右回りに腰を大きくゆっくり回す
③左右5回を1セットとし、朝・昼・夜に1セットずつ行う
2.直腸・肛門型
肛門の周りの括約筋を鍛えるトレーニングです。
①大きく足を開いて立ち、膝を曲げて腰を下ろす
②左手を左ひざに、右ひじを右の太ももにのせた状態で10~15秒間キープ
③右手を右ひじに、左ひじを左のふとももにのせた状態で10~15秒間キープ
④左右を1セットとし、朝・昼・晩に1セットずつ行う
3.ストレス型
①両腕を上に伸ばして手首を頭上で交差させる
②口から息を吐きながら5秒間左に倒し、鼻から息を吸いながら最初の姿勢に戻る
③3往復1セットとして、朝・昼・晩に1セットずつ行う
これらの体操を行うことで、1週間もすれば効果が見られますので、是非試してみてください。
コメント