フランスで痩せすぎモデル禁止法案可決。なぜ?

ビックリニュース

痩せすぎモデルに対する是非は、これまでもしばしば取り上げられていた。

仰天ニュースですが、ファッション大国フランスの国会で「痩せすぎモデル禁止法案」が可決されました。当然、世界初の法律となります。

フランス国内に約4万人いると言われている拒食症患者が、法制化のきっかけを作ったのだ。

どうやらスリムなモデルに憧れて、食事制限をする若い女性が増えた結果、拒食症患者が増えてしまっているのだ。

この法律は、「拒食症を防ぐのが狙い」といわれている。

同様に、日本においても、現代の一般的な女性の摂取カロリーは、約1680kcal/日と少ない。

これは、食糧不足の戦後直後の頃と、あまり変わらない。

不規則な食生活が原因で、頭の中の視床下部から本来出るべき命令が出なくなり、「拒食症」や「過食症」に陥るケースもある。

さらには、卵巣の機能が弱くなり子供が産みにくくなったり、カルシウム不足で骨粗しょう症につながるような若い女性も多く増えてきているといわれている。

不規則な食生活で痩せすぎてしまうことの代償は大きいですね。

どのような法律なのか?

今回の法律の対象条件と罰則は以下のとおりだ。

非常に厳しい条件が設定されている。

  • BMIが18を下回るとモデル活動をしてはいけない
  • 隠して活動をした場合、最大7万5000ユーロ(約1000万円)の罰金や最大6カ月の禁固刑

BMI18とは身長170cmで体重52kgだ。

筋肉をちゃんとつけないとフランスモデルにはなれないようだ。

今後、アメリカなどでは逆に、太りすぎ禁止法案なんかも出てくるかもしれません。

ただし、人権問題に発展すること間違いなしです。

今回、フランスのモデル業界団体からはかなり強い反発があったようですが、良く可決されたな、と思います。

以下、BMIについてご参考まで。

BMIとは、ボディ・マス・インデックスのことで、体重÷身長÷身長で算出した体格指数です。1980年代以降に肥満度の指標として国際的に用いられてきました。日本肥満学会はBMIの数値22を平均(20~24が普通)としていますので、標準体重の計算式は次のようになります。

身長(m)の2乗×22
※女性は21をかけることがある

ただし、標準体重は肥満度測定の一つの目安でしかありません。なぜならば、一人一人の望ましい体重には個人差があるからです。個人差に影響を与えるのは体型、体脂肪分布などです。従って標準体重とは、望ましいライフスタイルを送るための目安なのです。

(引用元)BMI肥満度チェック

コメント

タイトルとURLをコピーしました