11月20日放送の「健康カプセル。元気の時間」。ゲストに押切もえさんを招いてワインの効果を取り上げました。
ワインは体に良いと言われますがフレンチパラドックスという言葉をご存知でしょうか?肉やチーズなどの動物性植物を多く摂取する人は心疾患になりやすいと医学的に証明されていますが、肉やチーズとともにワインを毎日嗜むフランス人には、「心臓病患者が少ない」、「認知症の発症率が5分の1」などの矛盾した特徴があります。これをフレンチパラドックスといいます
その理由には、ワインの効果があると言われているのです。
長寿の村 長野県高山村
アンチエイジングの里とも言われる長野県の高山村。長寿研究を専攻する大学の教授が調査対象とする村の一つ。この村の特徴は、ワイン用のぶどうを生産していることから、ワインを嗜む人が多いのです。
先生はワインが持つ長寿効果のキーワードを3つ上げました。
1.代謝アップと整腸作用
ワインには有機酸が含まれています。有機酸は、代謝に働きかけ腸内環境や肌の状態を良くする効果を持っています。
また、カリウムには利尿作用があり、不要な水分を排出するなどの効果もあります。
2.さびない身体づくり
これにはポリフェノールが重要な役割を果たします。ポリフェノールは植物が紫外線や外敵から身を守るための成分で、いわゆる抗酸化作用を持ち、さびない身体を作ります。
ポリフェノールは、ぶどうの種や皮に多く含まれるため、赤ワインは桁違いにポリフェノールの含有量が多いのです。白ワインは皮や種を取り除いてから作るため、赤ワインの方が効果は高いということも知っておきましょう。
さらには熟成させたワインの方が、ポリフェノール同士が融合(重合)するため、効果が高くなります。特に5年もののワインの効果が一番高くなるとのこと。
3.長寿遺伝子ON
細胞の老化を遅らせる長寿遺伝子のスイッチをONにするには、カロリー制限や適度な運動が必要ですが、レスベラトロールを含む赤ワインを飲むことでもスイッチをONにできるのです。
ワインを飲めば飲むほど良いという訳ではなく、グラス三杯程度に抑えることも大切なのだとか。
なお、赤ワインの中でも、カベルネ・ソーヴィニヨンが一番多くのポリフェノールを含むので、健康志向の方はぜひカルベネを選択しましょう。
数秒でワインをフルーティーにおいしくする方法
安物のワインを買ったときに、期待していた味と違って渋かったり、苦かったりと満足できなかった経験がある人がほとんどだと思います。
そんな安物のワインを一瞬でまろやかにする方法がこちら。
一度ふたを開け、中身をグラスから1杯分出してから、ビンごと思いっきり5回程度ふるだけ。
理由は、デカンタージュと同じ効果が生まれ、空気と触れることで酸味や渋みが丸くなり香りが立つのです。
ご存知でしたでしょうか?
ワインにベストマッチの絶品おつまみ
以下の3つはワインと一緒に最適です。
チーズ:アミノ酸の摂取量が増え、全身の代謝がアップ
ナッツ・オリーブ:ワインの抗酸化作業と合わさり動脈硬化予防に最適
生ハム:豚肉に含まれるビタミンB群はワインのアルコール分解を促進
ホットワインにしても、ワインは熱に強いため問題ない。
さらには調理用にワインを利用して加熱しても、問題ないということです。
正しくおいしくワインを飲んで、健康生活を送りましょう。
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