日本人の3割しか知らないことを取り上げて、参加する10名のゲストが知っているか知らないかを判定する番組である、クリームシチューのハナタカ!
今回の放送内容は以下のとおりだ。興味深い内容であったのでまとめてみた
(本日の記事一覧はこちら)
- アンデスメロンの由来は、アンデス山脈とは関係がない
- はがきには見えないバーコードが印刷されているという事実
- エンストはエンジンストップの略ではない。NEWSは何の略?
- ほとんどの人は本物のシシャモを食べたことがない事実
代用魚とは?
まずはじめに、代用魚という言葉をご存知だろうか?
本物の魚に似た、別の魚を代用することを言う。例えば以下のようなものがある。
- 南米のティラピアは鯛の代わり
- 赤マンボウがマグロの代わり
- ロコ貝があわびの代わり
ティラピアの刺身:黒姫鯛とも言われる
赤マンボウ。おすし屋さんでもマグロの代用に利用されている
ロコ貝。みためもあわびと区別がつかない
そして、現在流通しているシシャモが、実は代用魚だということが放送されていて驚いた。
シシャモの代用魚カペリン
本物ししゃもを販売している、北海道のかねだい大野商店のご主人が解説してくれた。現在我々が目にするシシャモは、「カペリン」という全く別の魚であるのだとのこと。生態系も価格も全く違うのだ。
「カペリン」は、いまでは樺太シシャモという名前で流通しているため、ししゃもではあるのだが、本物のシシャモと比べると、小ぶりになる。そして、やはり本物のシシャモの方がうまみが強いのだという。
本物のシシャモの漁期は10月上旬から11月中旬だけ。漁獲量が少ないため、値段も3-5倍程度する高級魚なのだ。
ししゃもが注目を集めた1970年代、シシャモと同じような魚を探したときに、カペリンがシシャモに似ていることが分かり、販売したところ、売れたため、そのまま定着したということだ。
(カペリン。出典:カネダイ大野商店HPより)
確かに、そのふっくらした感じに大きな違いがある。私は間違いなく、カペリンしか食べていない事実を今日初めて知ってしまった。北海道のむかわ町がししゃもの名産地になるので、行ったときには、本物のシシャモを食べてみたい。
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