夏が近づき肌の露出が増えてくるこの季節、美意識の高い女性達が特に意識する紫外線対策について、日曜日の朝のTV番組「健康カプセル ゲンキの時間」で特集されていた。しかし、男性陣も紫外線対策はやはり必要であることを改めて理解する内容であった。
紫外線が、しみやシワだけでなく、なんと「疲労」の原因にもなるということが研究の結果分かっていることなどを紹介し、日傘やサングラスなどの紫外線対策グッズの正しい選び方まで、幅広く特集されており、非常に学びの多い内容であったため、記事にまとめてみた。
美容目的だけでなく、赤ん坊や小さなお子様にも紫外線対策は必要だということを、お父さん・お母さんはしっかりと理解して、日ごろから日焼け止めクリームを塗るなど、対策をしていただきたい。
(本日の放送については4記事に分割したため、気になる内容からご覧ください)
- 紫外線による「しわとシミ」。「隠れジミ」と対策。ゲンキの時間
- しみやシワだけでなく疲労の原因にもなる紫外線
- 紫外線の多い季節と時間帯、紫外線の種類について
- 黒いサングラスは逆効果。日傘や日焼け止め対策グッズの選び方
紫外線がしみやシワだけでなく、疲労の原因に?
世の83%の男性が、紫外線対策を意識していないという番組アンケート結果が公表されたが、インタビューを受けた男性はみなさん「肌が多少黒いほうが男らしい」、「そんなに肌を気にしていない」という回答をしていた。
しかし、肌への影響だけではなく、実は紫外線は「疲労の原因」になる、ということが研究により判明している。
関西福祉科学大学 健康福祉学部 医学博士 教授の倉恒弘彦 氏によると、
「紫外線には、身体の活力を高めてくれるというメリットがある一方で、紫外線が細胞や遺伝子を傷つけるため、それを回復させようと身体が自然に活動することで、体力を消費してしまうために、疲労度が増す。」というのだ。
マウスを使った実験結果でも、紫外線を照射したマウスは疲労のためか、照射していないマウスと比べると、約1/8しか走行しないことも報告された。
番組では、元気な男性3名に対して、1時間日陰で座って過ごしてもらい、その後、1時間日なたで同様に過ごしてもらった後の、疲労度チェックとストレスチェックを行った。
日陰では時間が経つにつれて、ストレスや疲労度が軽減されるのに対して、日なたでは時間が経つにつれて数値が上昇する結果となった。
なんと、夜に30分間ジョギングするよりも、30分間日なたに座っているだけで感じる疲労度の方が高くなる、という数値も出ていたので驚いた。
続いては、紫外線の多い季節と時間帯、紫外線の種類について。
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