東京大学文科一類卒業、東進ハイスクール予備校の現代文の講師でもある林先生。「今でしょ」のCMでその存在がメジャーとなり、今ではすっかり知識人タレントとして、多くのクイズ番組に出演したり、教育系の番組のMCとしても大活躍をされている。テレビ局的にも、池上あきら氏と並び、ロケ不要のスタジオ撮影という低予算で、かつ、高視聴率が取れる、重宝する素晴らしいタレントさんでもある。
そんな林先生の知識力を試しながら、世間の人が気になっていることや、知らなかったことを一緒に学ぶ「初耳学」という、TBSの放送内容に学びが多かったので、記事にしてみた。
エレベーター待ち時間のイライラあるある
「初耳学」の中でも、視聴者からの疑問、イライラを解消するために、視聴者から集めたイライラを林先生に解説をしてもらうコーナーで、今回はエレベーターの待ち時間が取り上げられた。
最新のビルでは、階数表示が無いため、エレベーターが今、何階にいるのか分からずに、イライラしたことは無いだろうか?少し前までは、階数表示があったのに、最近のエレベーターは、いつ来るのか分からないため、イライラしたことのある人も多いだろう。
町の人に聞いても、「おしゃれなビルだと、そういうところが多くてイラつく」とのコメントが多数を占めた。では、新しいビルでは、階数表示がないのはなぜだろう。
こちらは、林先生も知らず、初耳学に認定された。
三菱電機株式会社の内海次長がこの件について答えた。理由は、「エレベーターが通過したことを、乗る人に分からないようにするため。」だということだ。
エレベーターが通過する、ということは客を無視する、ということだがいったいどういうことか?
内海氏いわく、「エレベーターは、ビル全体の効率を考えて運行している。エレベーターが3基以上ある場合は、瞬時にコンピュータが最適な運行を決定している。それを、群管理システムといい、3基以上エレベーターがある場所で、その効率的な運行を一括管理する方法」とのことだ。
エレベーターを待っている客がいても、効率的な運搬をするために、無視して通過したほうが、ビル全体として早くお客様を平均的にご案内できるようにしているため、何階にいるのかを分からなくしているのだ。確かに、効率良くとはいっても、自分の目の前をエレベーターが通過するのが分かってしまうと、気持ちよくないだろうな。
エスカレーターとエレベーターは似た単語だけど関連はない
そして、最後に林先生が自身の知識を披露した。
エスカレーターとエレベーターってセットであるような言葉に思われるが、「エスカレーター」は、元々、商品名であったというのだ。先に、エスカレーターという商品があり、それがメジャーになった後に、「エスカレート」という英語の単語ができたのだという。行動がエスカレートする、と使ったりするが、エスカレーターが商品として存在していなければ、そのような言葉を使うことは無かったであろう。
(今回の放送の他の記事はこちらから)
コメント