餃子は縁起を担いで食べる物だった!?お金と子宝。林先生の初耳学

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東京大学文科一類卒業、東進ハイスクール予備校の現代文の講師でもある林先生。「今でしょ」のCMでその存在がメジャーとなり、今ではすっかり知識人タレントとして、多くのクイズ番組に出演したり、教育系の番組のMCとしても大活躍をされている。テレビ局的にも、池上あきら氏と並び、ロケ不要のスタジオ撮影という低予算で、かつ、高視聴率が取れる、重宝する素晴らしいタレントさんでもある。

そんな林先生の知識力を試しながら、世間の人が気になっていることや、知らなかったことを一緒に学ぶ「初耳学」という、TBSの放送内容に学びが多かったので、記事にしてみた。

餃子は、今と大昔で形が違う?

朝の情報番組でMCを務める、女優の真矢ミキさんからの質問だ。ご本人は無類の餃子好きらしく、そのイメージに似合わず、お昼にはちびちびビールを飲みながら、餃子を良く食べているそうだ。餃子の歴史から、まずは説明が始まった。

早稲田大学の小川 利康 教授によると、紀元前6世紀頃に、中国大陸で食べられていた餃子が、ミイラ化して発見され、その形は、球体のようなものであったと言う。それが、中国の明(みん)・清(しん)と言われていた時代に使われていた通貨である、「馬蹄銀(ばていぎん)」の形に似せて、餃子を縁起の良いものとして食していた、とのことだ。

bateiこちらが馬蹄銀。確かに餃子に形が似ている??

そのため、餃子を食べるとお金持ちになって幸せになれるという縁起の良いものとして、新年には家族そろって餃子を食べる習慣が、今も中国には根付いている。
さらには、金運だけではなく、餃子は子孫繁栄の縁起も担いでいる。中国語で、「交わる子」とかいて「チャオズ」と読み、「子供を授かる」と言う意味を持っている。
そして、中国語で餃子も「チャオズ」と読むため、両者は同じ読み方になるのだ。
そのため、餃子を食べると、子宝に恵まれると言われている。

身近な餃子についての雑学として知っておいても良いだろう。

(今回の放送のその他の内容はこちらから)

 

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