テレビ東京の人気ビジネス情報番組である「ワールドビジネスサテライト(WBS)」の人気コーナーである、「トレたま」が放送開始から4000回目を迎えた。「トレたま」では、最新の商品や、大学での研究事業など、画期的でイノベーションのある商品・製品を紹介している。
大賞にふさわしいユニークな商品がノミネートされているが、ただ単に便利かどうか?と言われれば、便利ではないが今後の可能性を秘めた商品がノミネートされている点がおもしろい。
個人的には、最近はやりのドローンの前身のような「空飛ぶ球体」や、必ず茶柱が立つ「究極の茶柱」、15%程度しか入らないが「勝手に入るゴミ箱」、幼い頃に私自身も良く手でなぞったが「じゅうたんをキャンパスに」などは、面白い視点で開発された製品だなと感じた。
今回のノミネート18作品の詳細は、下記テレビ東京のホームページより参照願いたい。
テレビ東京 WBSトレたまノミネート作品一覧
金賞の発表!!
ベスト・オブ・トレたまの選考は、Web投票による一般審査と、番組参加者からなる委員会による、厳正な審査にて決定された。ノミネート作品の受賞者は、会場でその発表に固唾をのんだ。
金賞発表の前に、何点かの表彰が行われた。
まずは、アメリカのベンチャー企業で、画期的なサービスを作るキックスターター社のCEOからキックスターター賞として、「お風呂でタッチパネル」が選定された。東京工業大学、小池研究室的場氏が受賞した。
続いて、大江・大濱賞には、内田洋行の「生きたまま微生物を観察」が輝いた。子供の理科離れの対策としても期待が寄せられ、評価のポイントとなった。
銀賞は、「勝手に入るゴミ箱」を開発した、倉田氏だ。本日は残念ながら欠席であった。
そして、ベスト・オブ・トレたまの金賞は・・・
「紙の断熱材」を開発したオゾンセーブ中西氏だ。大濱氏からも、「見た目は地味だが中身がスゴイ」、との評価がされた。中西氏いわく、「年末の放送から、年末年始を経て、500件以上の問い合わせもあり、試験を繰り返しながら、製品化を検討している」とのことだ。
受賞者も、大学教員から企業関係者、個人の方まで幅広いという点は、今後の日本の成長にとって、大きな期待となるのではないだろうか。
過去のベスト・オブ・トレたまはこちら(2000年)
15年前に行われたトレたまの金賞は、1999年の6月に放送された、「ウォーターフライヤー」だった。「油の下で金魚が泳ぐ!?水を味方にして油の劣化を最小限に!」というキャッチコピーで金賞を受賞している。その他、ノミネート作品を見ても、時代を感じる内容となっている。携帯早撃ちソフトなど、今ではもう必要ないだろう。こういう変化も時代を象徴している。
気になる方はこちらを参照ください。
これからもイノベーティブな製品が開発され、日本が元気になっていくように、WBSのトレたまには注目していきたい。
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