テレビ東京の人気長寿番組であるワールドビジネスサテライト(WBS)。
WBSの人気コーナーである「トレたま」は、新しい技術や、これから注目をされるサービスにフォーカスし、視聴者に最先端の世界を魅せてくれることから同番組の人気コーナーになっている。
もちろん、取材するキャスターの相内さん、大澤さんの初々しさが、当コーナーの人気の後押ししていることに異論を唱える男子はいないだろう(笑)
そして、12月23日(水)の放送で、毎年年末恒例のイベントである、「トレたま年間大賞」が発表された。
2015年の1年間で放送された248のトレたま作品の中から、キャスター達が事前に厳選した12ノミネート作品。
視聴者によるネット投票と、キャスター審査の結果、栄光の大賞に輝いたのは、これからの日本に欠かせない、心優しいサービスであった。
大江・大浜賞「超高速プロジェクター」
まずは、メインキャスターの大江さん、大浜さんが絶賛した特別賞から。
トレたま出演12回を誇るレジェンド・東京大学石川教授が開発した世にも不思議なプロジェクターである「超高速プロジェクター」が選ばれた。(動画は記事最後のリンクより)
上位2作品のご紹介
12作品の中でも、ネット投票とキャスター審査の結果、ダントツで上位2作品が抜き出た形となったようだ。上位2作品は、スタジオにおいて最終プレゼンが行われた。
①ウェアラブル繊維
まずは、関西大学の田實教授と帝人が共同開発を進める「ウェアラブル繊維」だ。
同じ繊維をつけたマネキンのような人形が、人の動きとまったく同じ動作をするという「ウェアラブル繊維」である。
例えば、ロボットにウェアラブル繊維をつけて、寿司職人が寿司を握れば、同じ動作で寿司を握る寿司ロボットが誕生する、というような将来展開も考えられる。
実用化に向けては、あと数年間の時間が必要とのことだが、将来性を感じる技術である。
②エレベーター式避難はしご
そして、もう1つが防災トレたまとしても活用が期待される「エレベーター式避難はしご」だ。
たったの3ステップの手順で、エレベーターのように上り下りが可能となる優れもののはしごである。
体重制限もなく、小さな子供から大柄な成人まで利用できる仕様になっている。防災時に限らず、高齢化社会の日本においては、老人ホームや医療関係施設等での活用も期待されている。
開発元のナカ工業 笹嶋社長曰く、現在、車椅子でも利用できる避難はしごの製作を検討しているとのことだ。素晴らしい思想を持った企業である。
トレンドたまご2015年大賞作品の栄冠は?!
そして、とうとうトレたま大賞が発表された。
非常に僅差の審査結果であったが、
大賞:ナカ工業「エレベーター式避難はしご」
優秀賞:関西大学・帝人共同開発「ウェアラブル繊維」
に決定。
受賞を受けて両者ともに、明日以降、職場への問い合わせ電話が鳴り止まないことは容易に想像できる。
素晴らしい技術・製品・サービスで、日本から世界へ向けて発信できる、そんな活力のある日本の未来を期待できる製品であった。
全12作品の詳細については、番組公式サイトよりご覧ください。
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