本日10月10日放送の「世界一受けたい授業」。
元経済産業省の官僚で、慶応大学の教授である岸博幸 氏が、「驚きのアイデアで地域活性化!」というテーマで、東京からの移住地として人気の長野県下條村と、広島県の尾道市が紹介された。
長野県下條村の画期的な取組みからご紹介したい。(場所はこちら)
下條村では、過去には膨大な借金を抱えていたが、現村長である伊藤村長が23年前にある行政改革を行ったことから、現在は64億円の財産を保有するまでに回復した「奇跡の村」とも言われている。さて、何を行ったのだろうか?
その驚くべき行政改革とは?
伊藤村長は就任して間もなく、村の財政改善のために、大幅な行政改革に乗り出した。よくこんな事が実現できたなと思うが、まさにこれぞ政治のあるべき姿だなと思う。
- 村役場の職員数を2/3に大幅に削減
- 村民自らが公共事業である道路作りなどを実施することで工事費を格安に済ませる
現在では、村民が普通に細い道路を皆で舗装したりしているが、最初は素人軍団で道路が作れるのか不安もあったと、工事中の村民からのコメントもあった。なお、当然ではあるが、材料費は村から出されているとのことだ。
魅力的な村営住宅への入居条件
そして、住民を増やすための施策にも力を入れている。
あることを条件に、2LDKの綺麗なマンション(駐車場2台分付き)になんと、月額3万4千円で住むことができるのだ。
- 同居する家族がいること
- 地元消防団への加入
雇用も住居も提供してくれるというのは大変にありがたい条件です。さらには、子供の医療費も高校卒業まで村で全額負担してくれるとは素晴らしい。
最近では安部政権も「地方創生」を掲げ、小泉進次郎 氏も下條村を視察しに訪問したこともあるが、地域に元気が出てくれば、東京一極集中も緩和され、より生活のしやすい日本になっていくのかもしれません。
地方への移住を検討されている方は、ご検討されてはいかがでしょう。村営住宅の入居者募集ページはこちらから。この部屋で3万4千円とはうらやましい。
なお、同日放送の「広島県尾道市がデニムとサイクリングで今アツい!」は、こちらから。
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