2016年3月6日(日)放送のミスターサンデーに東京大学名誉教授の村井教授が再び登場。
北信越地方・岐阜県で震度5以上の地震が発生する可能性が高いと警鐘を鳴らした。詳細内容はこちらから。
***【9月12日追記】***
9月12日の午前5時49分頃、東京湾の海底70kmを震源とするM5.3の地震が発生した。東京の調布市で震度5弱、23区内で震度4を記録する地震となった。ドーンという縦ゆれのあとに、こきざみな横揺れが10秒~20秒続いた。
またもや村井教授の予測が的中した形だ。
村井教授の予測が的中。予測発表後1週間で地震発生
村井教授ご自身も、Twitterで今回の地震に対して、以下のようにコメントをされている。
9月6日のフジテレビで南関東(テレビでは首都圏)に震度5以上の地震が9月か10月に起きるであろうと公言しました。今日起きました。根拠はありましたので勇気をもって言いましたが胸のうちは苦しい思いでした。当たらなかったらインチキだ、デタラメだと非難するのを待ち受ける人がいるからです。
— 村井俊治 (@sh1939murai) September 11, 2015
村井教授は測量工学の専門家として、全国から集めた土地の変動に関するビッグデータを紐解き、地震の発生のタイミングを予測している。
東京大学名誉教授という素晴らしい肩書きを持つ方が、非難を受ける可能性を把握しながらも、苦しい思いをしながらテレビで地震予測をしている。我々は、しっかりと耳を傾ける必要があるだろう。
今後も、村井教授の発言には要注目だ。
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9月6日(日)のミスターサンデーでは、緊急防災スペシャルとして、首都直下地震について特集された。
これまでも同番組には何度も登場し、日本各地で発生する大型地震を事前に的中させてきた、東大名誉教授の村井 俊治 先生(75歳)が再び登場した。
村井教授は元来、地震学の専門家ではなく、測量工学の世界的な権威だ。全国に1300拠点設置している電子基準点と呼ばれる地点から、全国各地の土地の起伏をミリ単位で測定し、調査・把握している。
最近流行のビッグデータを基にした、しっかりとした裏づけのある超論理的な検証なのだ。
その村井教授が、
今秋9月~10月にかけて、関東で最大深度6強の首都直下型地震が起こる可能性がある
とまで明言されている。注意するに越したことはないだろう。
特に注意するべき地域は?
村井教授が過去に、最大級の注意を意味する「要警戒」とした地域は6箇所のみ。
現在も「要警戒」を続ける北信越地域と、地震が発生しなかった淡路島付近のエリア以外の4箇所では、実際に強い地震が発生した。さらに、4箇所のうち3箇所は、震度5弱、震度5強の強い地震であった。
6箇所予想して、3箇所で震度5弱以上が発生したということは、5割の確率で巨大地震を言い当てているのだ。
その村井教授が、今秋に起こりえる大きな地震の震源になりうる場所は、房総半島、三浦半島、伊豆半島、御前崎の付近と予測する。この4つのエリアにおいては、土地の起伏データに異常が見られるとのことだ。
地面は通常1週間で、1~2cm程度上下に動いているのだが、地震の前には4cm程度上下に動く。それが、この5年間で、関東の小笠原諸島付近を狭間に14cmも上下に土地が動いている。今年の7月には1ヶ月間で、東京の土地が8cmも上下するなど、プレート間のひずみがに、膨大なエネルギーが溜まって来ているものと思われる。
村井教授は次のように警鐘を鳴らす。
『震度5以上を想定しています。
場合によっては6弱、6強も可能性がある。
9月から10月までは警戒した方が良い。』と。
また、京都大学の防災研究所 西村卓也 准教授も出演し、
『フィリピン海プレートが北西に年間3cm移動している。そのため、房総半島の辺りを中心に、日本の大陸側のプレートとの間に広い範囲で強いひずみが出来ている。』と説明した後に、
『関東地方は、M8クラスがいつ起きてもおかしくない。』と発言した。
内閣府は、M7クラスの地震が、30年以内に70%程度の確率で発生すると公表しているが、実際には、さらに厳しい状況になっているのだろう。
防災の備えについて
備えあれば憂いなし。地震予知については、オオカミ少年でも良いと思います。防災への備えや対策については、首相官邸のホームページに良くまとまっている。
ブックマークをおススメします(こちらから)
東京都民には各家庭に配布された、「東京防災」という冊子にも目を通しておきたい。様々なシチュエーションでの対応が掲載されている。PDF版はこちらから
特に、家族や大切な方との連絡方法、避難先は、お互いに直ぐ確認して欲しい。シェアして注意喚起を促していただけますと幸いです。
家族のためにも、物が倒れない対策や避難グッズも準備しておこう。
コメント
[…] http://trend.sunnysideworkers.com/archives/1622 […]
[…] まさに風雲渦巻く時となったような先日のアベック台風の襲来ではあったが、東京湾での地震はすでに48時間を経過しており、すこしだけ安心してはいるが、気は緩めない方がいいような9月14日の朝である。 この東京湾での地震は最大震度5弱ですが、事前に予想され公表されていた地震でした。 http://trend.sunnysideworkers.com/archives/1622 地震は予知出来ないと言われていましたが、今予測している人はあり得ない確率で的中させており、地震列島に住む私たちにとってはこの方の予測した研究に注目した方がいいのではないだろうか。しかし今回の地震は東京の殆どが震度4以下でしたのでさほど混乱もなく、終わりましたが、現在懸念されています伊豆・箱根・富士山周辺の噴火への影響がなければよいと言えます。 […]