市川海老蔵さん麻央さんとの日々を語る。何事も起こらないことの尊さを感じる。

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1月4日放送のNHK「ニュースウォッチ9」

市川海老蔵さんが出演し、番組の独占インタビューに応じ、二人のお子さんを持ち、乳がんの最も重いステージ4と診断され闘病中である妻の麻央さんへの思いを赤裸々に語る様子が放送されました。

私自身も30代半ばで、妻と子供がいる中で、とても大切な気づきを与えてくれる内容でした。

インタビューの様子を記録しておきたいと思います。

市川海老蔵さん独占インタビュー

（インタビュアーと海老蔵さんの一問一答を掲載しています）

Ｑ．2017年の歌舞伎の目標は？
Ａ．ないですよ。ずっとやっているものですから。目標なんてものは全くなく、通過するものじゃないですか。

Ｑ．39歳で市川宗家を率いるその決意とは？
Ａ．父が存命のときは父に全部任せていましたが逝ってしまったので責任は父以上に感じて、過敏になっています。歌舞伎の中で30代、40代前半は若輩ですから、今のうちに固めなくてはいけないことをできる限りやるという決意です。

Ｑ．麻央さんのことを伺わせていただきたいのですが。。。
Ａ．全然良いですよ。

Ｑ．仕事上、離れ離れが多いと思うのですが、どのようにコミュニケーションを取られているのですか？
Ａ．（麻央が）元気な時は、僕は地方にいる時、毎朝散歩をするので、散歩をしながら電話をずっとしています。イヤホンつけてるので歩きながらずっと喋ってますね。長いと１～2時間話しています。

Ｑ．麻央さんがガンと診断されてからの年月（約2年間）とはどんな日々でしたか？
Ａ．大変だよ。。その時（診断当初）は、それを受け止める作業になかなか時間がかかりますよね。ですけどやはり最大限に妻の意思を尊重しようという中でいろんなことをしていくんです。
がんというのは若いと早いというか、やっぱり結構、状況としては思わしくないんです。そういう中で治療をしつつ、なんとなくそれを全部飲み込んで普通に過ごすと決めて過ごしていました。
みんな慌てるんです。僕も一番慌ててるんですが、それを細分化して建設的にものを考えて、なんとか乗り越えられるのではないかという提案を、おとといの夜も夜中までやっていました。言い方は悪いけれども、ガンの治療法についてはすっごい詳しいですよ。

Ｑ．家族の存在は？
Ａ．大きいですよね。特に子供たちとか、麻央。乗り越えるものが大きいと家族以上に家族になれますね。荒波が多すぎて。

Ｑ．麻央さんのブログ（KOKORO）について。
Ａ．下手をすればどうなるか分からない。自分のことより他の人に光を当てている姿を目の前で見せられると、影響されないほうがおかしい。彼女は自分が治ったらかならずそういう（病気の）人たちを救えるようになりたいという強い信念があるんですね。

Ｑ．家族として2017年をどう過ごしたいですか？
Ａ．家族としては麻央が元気になって、家の前の公園を家族4人で元気で散歩できれば一番良いんじゃないですか。当たり前な事、ささいなこと何事も起こらないことに幸せを感じる。何事も起こらないことの尊さを感じます。

市川家にとって素敵な2017年になることを願います。応援しています。