【世界一受けたい授業】依存症の見分け方。マスク依存症？

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11月19日放送の「世界一受けたい授業」

「とっても怖い依存症」と題して、早期発見・早期治療が不可欠である依存症について、精神科医の渡辺登先生が説明をしてくれました。

依存症は、意志だけでは治すことが困難な病気の一つです。依存症の人は、脳の快楽中枢が異常に活発化しています。そのため、本能的に依存が続いてしまうのです。

そして、現代社会では色々な依存症が増えてきているので発見方法や予防方法をご紹介します。

さまざまな依存症

よく言われるのが、「アルコール依存症、ギャンブル依存症、ニコチン依存症、ネット依存症、買い物依存症」などですね。

最近増えてきている新しい依存症としては、「マスク依存症」なるものがあります。すっぴんを見られたくないといった理由でマスクを着け始めたことがきっかけで、いつの間にか人前でマスクを外すのが怖くなってしまうのです。これも一種の依存症であるとのこと。

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ニコチン依存症やアルコール依存症

ニコチン依存症の人の簡単な見分け方は、朝一番で起きた瞬間にタバコを吸ってしまうかどうかです。

夜の睡眠中に減った体内のニコチンを補うために、朝一に吸わないと不安に感じてしまう。その様な人は禁煙外来に行かないとニコチン依存を治す事は困難です。

また、アルコール依存症の人は、飲む量をコントロールできず記憶をよくなくしてしまいます。記憶をなくすことをブラックアウトと言いますが、ブラックアウトを繰り返してしまう様な人は、アルコール依存症の可能性が高いのでご注意下さい。

買い物依存症と買い物好きの違い

自己破産や家庭崩壊に結びつきやすい「買い物依存症」の人は、買ったものを新品のまま放置してしまう傾向があります。理由は、買い物をする行為で気分が高揚する一方で、買った物自体には興味がないからなのです。

買い物依存症だなと自覚のある方は、早めに精神科を訪問して治療を始めたほうが良いとのことです。

さまざまな依存症の予防方法

何より、依存症から回復したいという決意が必要になりますが、一人の意志だけでは中々続けるのは困難です。そのため、グループで回復を目指すプログラムを実践しているワンネスグループのフラワーガールという場所があります。

フラワーガールでは、20代から50代の女性22人が約2年にわたる回復プログラムを受診しています。先生自身も「ホスト依存症」として、3000万円程度使ってしまった過去を持つ20代の元患者さんなのだとか。相手の痛みが分かる先生、ということですね。

最後に、渡辺先生いわく、「依存症にならないためには、一つのことに集中せずに、様々なことに趣味を持ち、友達と一緒に過ごすことを意識するように」とのこと。これで依存症を予防できると先生は言います。

孤独や寂しさから人は何かに依存してしまう、ということなのかもしれませんね。

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