日経MJが2016年上期ヒット商品番付発表！気になるランキング1位（東横綱）は？

Tweet

6月7日（火）放送の「ワールドビジネスサテライト」

2016年上期は、「ゲスの極み不倫」や「政治の不正」といったような暗いニュースが多い印象であったが、どのような商品、サービス、キーワードが人々の注目を集めたのだろうか。

早速、番組で紹介されたランキングをご紹介しよう。

2016年上期のヒット番付

西前頭　カップヌードルリッチ

高級感を前面に打ち出した商品で、通常商品の2倍の売れ行きと人気だ。

東前頭　47都道府県の一番搾り

47都道府県で味が異なる一番搾りが話題を呼んでいるようだ。”東京づくり”は本日販売とのこと。

東前頭　嫌われる勇気

オーストリア出身の心理学者アドラーの思想を紹介した本が人気。人の悩みはすべて対人関係に関する悩みであると断定し、人生をシンプルに考えることで人は変われるという内容が支持を集めている。

西前頭　おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本

著者は心理学を専門とするスウェーデン人。たった10分で子供を寝かしつけられる本として注目を集めている。1万部でヒットといわれる絵本業界で、半年で75万部も売れているほどだ。

西前頭　ドヤ家電

食パンが非常においしく焼けると大人気の高級トースター

シャープが販売する”蚊”が取れる空気清浄機が人気。まさに”ドヤ”と自慢したくなる家電だ。

東前頭　スカーチョ/スカンツ

見た目はスカート、実際にはパンツスタイル。ガウチョパンツとスカートの間だ。ユニクロを中心にすごい勢いで売れているようだ。

西小結　京都鉄道博物館

今年4月にオープンした京都鉄道博物館。

東小結　北の新幹線（北海道新幹線・現美新幹線）

2つの北の新幹線がノミネート。車両に乗ること自体が旅に出る目的になったのではないだろうか。

西関脇　ＡＩ（人工知能）

ソフトバンクが販売するペッパーなど、ＡＩロボットを見る機会が急激に増えた様に感じる。ＣＭ作成会社である「マッキャンエリクソン」では、ＡＩロボットを新入社員として採用したようだ。過去のＣＭ情報をインプットすることで、人工知能がＣＭを作ってくれるというのだ。

東関脇  民泊

一般の人の家を宿泊施設として1日単位で貸し出す民泊が東関脇にランクイン。私の周りでも数名オーナーがおり、貸し出しをしているが比較的利回りも良いようだ。

新しいシェアビジネスモデルとして、オリンピックに向けてさらなる広がりを見せそうだ。

西大関　伊勢志摩・広島

G7サミットが開かれた伊勢志摩と、オバマ大統領が訪れた広島がノミネート。おもてなしように使われた日本酒が品切れ状態になった。

「純米大吟醸 半蔵 神の穂」、「作 恵乃智」、「純米大吟醸 瀧自慢」には注文が殺到。

同酒蔵の商品はこちらから↓

東大関　バスタ新宿

JR新宿口にできた高速バスの乗り入れターミナルであるバスタ新宿が東大関。

東京に住んでるから高速バスはあまり乗らないため、印象にないが東大関とのことだ。

西横綱　マイナス金利特需

住宅ローンの金利が低下したため、ローンの借り換えが急増。黒田日銀総裁の決断は今後の日本経済をどのような方向に向わせるのだろうか。

東横綱　安値ミクス

そして東の横綱、つまり2016年上半期No1に輝いたのは、“アベノミクス”ではなく”安値ミクス”。消費者の安値志向が高まり、企業の低価格戦略が進む経済状況をアベノミクスになぞらえて、安値ミクスという。

原価率研究所では200円カレーを提供しているがこれが人気だ。現在9店舗だが、年内に20店舗まで増やそうとしている。

原価率研究所に初めて来た。
このチーズカレーが300円。
普通のカレーは200円。
ヤスイ。 pic.twitter.com/z885Mw8djp

— ゆすき (@yusuki0921) 2016年6月3日

2016年に入って以来、円高・株安が進み、アベノミクスが破綻しかかっている。国民はそうした空気に敏感だ。消費者の安値志向が急激に高まっていることが、東横綱に選定された理由のようだ。日本経済はデフレに逆戻りしようとしているのだろうか。そうならないことを願いたい。

しかし、初めて聞いた言葉が東横綱とは、何となく恣意的なものを感じるのは私だけだろうか。
ランキングの詳細は↓をご参照。

ベビーメタル、2016年上期ヒット商品番付で東の前頭12枚目ランクイン (日経MJより) #BABYMETAL pic.twitter.com/VZe4fMqg6H

— JUN the strangeways (@D_rStrangeways) 2016年6月7日