【速報】世界卓球2016女子団体決勝 中国戦結果。世界一なるか？

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マレーシアで開催されている「世界卓球2016」が今すごい盛り上がりを見せている。

なんと男子・女子ともに、団体戦で決勝に進出している。

そして、本日3月6日（日）日本時間の15：30、まずは女子団体の決勝戦が始まった。

世界ランキング1、2、3位を含み、10位までの間に6人の選手を抱える中国に対して、日本の3選手はどのように挑むのだろうか。勝てれば45年ぶりの世界一となる！

決勝戦の様子をリアルタイム速報でお届けする。

決勝戦

[]は世界ランキング

第一試合　福原愛[4] vs リュウ・シブン[1]

福原とリュウは中国リーグの時代から、チームメートとしても仲の良い二人だ。リュウは世界ランキング1位のプレイヤー。

中国の応援団が日本の応援団の30倍近い、そんなアウェイな緊張感に包まれた、マレーシアの会場で試合が始まった。日本女子団体キャプテンの愛ちゃんはどう挑むのか。

第1ゲーム　5-11

・序盤はリュウに連続5ポイント連取され、少し固さが見える福原　0-5
・2ポイント取り返すも、流れは引き続きリュウに。最後まで押し切られセットを落とす　5-11

第2ゲーム 6-11

・取って取られてを繰り返す混戦状態が続く 6-8
・愛ちゃんのスマッシュミスにより流れが代わり、第2ゲームも落としてしまう 6-11

第3ゲーム 8-11

・愛ちゃんらしいスマッシュにより、この試合初のリードを奪う　3-2
・世界一のリュウがその力を見せつけ逆転 5-7
・スコア6-8となったところで愛ちゃんタイムアウト
※タイムアウトは1試合に1度だけ取る権利があり、コーチ等からのアドバイスを受けることができる時間のこと
・スコア8-9となったところでリュウがタイムアウト。
・最後に攻めた愛ちゃんであったが、ネットアウト 8-11

第一試合は残念ながらゲームカウント0-3で落としてしまう。

第二試合　石川佳純[5] vs リ・ギョウカ[7]

続く第二試合は、今や日本のエースといわれる石川選手。しかし、相手はロンドンオリンピック金メダリストだ。愛ちゃんの負けを取り返すことができるのか？

第1ゲーム 11-6

・緊張の様子も見せず、いつもの石川選手の切れのあるプレーで3連続得点 3-0
・さすがロンドン五輪の金メダリスト。底力を見せてくるが、なお石川リード 6-4
・相手の動きを冷静に見てプレーする石川。リは焦っているようにも見える 9-5
・最後は見事なスマッシュで、中国戦初となるゲームを取る 11-6

第2ゲーム 11-7

・第1ゲームの良い流れを継続。石川選手が素晴らしい集中力を発揮 5-3
・見事なスマッシュが決まりポイントを重ねる石川選手 7-4
・強烈なレシーブバックハンドスマッシュで追いかけるリ選手 8-6
※ここで、タイムアウトを取り、戦術を立て直す石川選手
・タイムアウト後、ポイントを連取した石川選手が2ゲーム目も連取 11-7

第3ゲーム 9-11

・ロンドン五輪金メダリストが意地を見せ、初のリードを奪われる 3-4
・一進一退の攻防で同点に追いつく 7-7
・リ選手の強烈なスマッシュをリターンし逆転 8-7
※リ選手、ここで溜まらずタイムアウト
・不運なエッジに当たっての失点もあり、第3ゲームを落としてしまう 9-11

第4ゲーム 3-11

・第3ゲームの流れを引き継ぎ、リ選手が強烈なスマッシュでポイント 2-4
・落ち着きと自信を取り戻したかのように、リ選手、急にミスがなくなる 2-7
・流れを変えることができず、そのままゲームを落としてしまう 3-11

第5ゲーム 5-11

・リ選手の強烈なスマッシュポイントから始まり、劣勢変わらず 0-2
・サービスポイントを2ポイント連取し同点に！ 2-2
・重要な局面でリードを奪うも追いつかれる 5-5
・サービスポイントで2ポイント連取される 5-7
・さらに2ポイント連取され、会場は中国モード一色に 5-9
・最後は集中力を欠いてしまったか。さらにポイント連取され敗戦　5-11

大変惜しい試合でした。試合直後には涙を浮かべた石川選手。
ゲームカウント2-3で惜敗。

第三試合　伊藤美誠[12] vs テイネイ[2]

世界ランク2位で現世会チャンピオンのテイネイ選手（25歳）に、日本の15歳の天才卓球少女がどう挑むのか！？日本の救世主となるのか？

第1ゲーム 11-9

・伊藤選手の強烈なスマッシュから始まった。そしてリードを拡大 5-2
・テイネイ選手が世界チャンピオンの風格で迫ってくるも打ち返す 8-5
・追いかけてくるテイネイ選手。スコア9-8となり伊藤選手タイムアウト取得
・見事なコースの打ち分けで1ゲーム目を先取 11-9

第2ゲーム 7-11

・取っては取られての攻防戦。膠着状態が続く 5-5
・徐々にリードを拡大されてしまう。スマッシュがネットに 6-9
・最後はせめてスマッシュがアウト。でも攻めてる！良い感じだ 7-11

第3ゲーム 8-11

・第2ゲームの攻めた流れが、試合の流れも変えたのか　5-2
・世界チャンピオンの底力か？5連続ポイントを奪われる 5-7
・伊藤選手、なんとか喰らいつく 8-9
・最後はテイネイ選手の巧みなゲーム運びにポイントを連取される 8-11

第4ゲーム 1-11

・雄たけびを上げるテイネイ選手。一気にペースを持っていく 0-4
・完全にペースを乱されたか伊藤選手。最後まで思い切ったプレーを見せて欲しい 0-7
・1ポイント取るも、世界チャンピオンの強さを見せ付けられる 1-9
・最後に攻めて打ち込んだスマッシュもアウトに。1-11

伊藤選手はゲームカウント１－３で敗れる結果となったが、15歳が現世界チャンピオンを追い詰めた第1ゲームは特に圧巻であった。次を期待させる試合であった。

本気の中国はやはり強かった。結果はスコア上は0-３での完敗。しかし日本は善戦したと思う。

オリンピックの決勝で中国を倒す、そんな近い将来を期待させてくれる素晴らしい試合であった。お疲れ様でした！

※試合直後の3人のインタビューコメント全文はこちらから。受け答えも清々しくて素晴らしいですね。