男子テニスツアーの「ロジャーズ・カップ」は、カナダのモントリオールにて行われるハードコートでの試合だ。全米オープンの前哨戦とも言われている。
本日8月15日(カナダ時間は14日)、第4シードの錦織圭(4位)と第7シードのスペインのナダル(9位)のシングルス準々決勝が行われた。錦織はこれまでナダルに7連敗しており、今回初勝利となるかが期待されている。
(出典:錦織圭 公式サイトより)
そして、NHKのBS1でLIVE中継されるという点がWOWOWに加入していない人にとってはありがたい。
その錦織vsナダルの試合前に行われた準々決勝、ジョコビッチ(1位)vsグルビス(87位)にて、グルビスがマッチポイントをむかえるという大番狂わせはあったが、ジョコビッチが何とか凌ぎ、セットカウント2-1で勝利し、一足先に準決勝にコマを進めた。
試合開始は現地時間 22:00
現地時間で18:30頃に開始予定であった、錦織vsナダルの試合だが、雨による開始時間の遅延や、前に試合をしていたジョコビッチがフルセットで試合をしたことの影響もあり、開始時間が現地時間の22時となった。遅い開始のスタートにもかかわらず、センターコートは満席だ。
錦織本人は、ナダル戦を控えたインタビューにて「夜のほうが風の影響がなくてよいかもしれないですね。でも、夜の試合そんなに好きじゃないんです。眠さとの戦いもあったりしますし・・・」といった発言をしていた。22時ならまだ眠たくはならない時間だと思うので、錦織の初勝利に期待したい。
そして、待望の試合が始まった!!
【第1セット】ゲームカウント6-2で錦織1セット先取。35分でナダルを圧倒!!
- 第1ゲーム:ナダルのサービスゲーム。ダブルフォルトをするがエースを決めてキープ
- 第2ゲーム:錦織のサービスゲーム。こちらも順当にキープ
- 第3ゲーム:錦織がフォアハンドのダウンザラインでブレイクに成功!
- 第4ゲーム:0-30とリードされるが、4ポイント連取でキープ
- 第5ゲーム:0-30から4ポイント連取で錦織ブレイクに成功!
- 第6ゲーム:ドロップショットをラケットのフチに当てるミスもあったがキープ
- 第7ゲーム:ナダルがサービスゲームをキープ
- 第8ゲーム:サービスエースを連発し1セット先取!
【第2セット】ゲームカウント6-4で錦織がナダルにストレートで初勝利!
- 第1ゲーム:ナダルのサービスゲーム。順当にキープ
- 第2ゲーム:ドロップショットを決め、錦織キープ
- 第3ゲーム:ナダルのダブルフォルトで錦織ブレイクに成功!
- 第4ゲーム:錦織が簡単にキープ
- 第5ゲーム:リターンエースを決め、錦織ブレイクに成功!
- 第6ゲーム:錦織のストロークミスもありナダルが意地のブレイクをみせる
- 第7ゲーム:ナダルが見事なアングルショットでキープ
- 第8ゲーム:錦織がサービスキープ
- 第9ゲーム:ナダルがサービスキープ
- 第10ゲーム:錦織がマッチポイントでダブルフォルトを犯すもキープし勝利!!
初勝利後のインタビュー
- Q.ナダルに初めて勝った気持ちは?何が良かったのでしょうか?
- A.今日は全部良かった。特にストロークで主導権を握れたと思う。攻めないと勝てない相手だと思ってたので、振り切っていたらうまくいった。
- Q.準決勝にむけて、マスターズでの初勝利も見えてきたのではないか?次の試合はどう臨みますか?
- A.最近、良い試合ができている。これからさらに強い相手になるので、思い切ってプレーをしたい
本日の試合時間は1時間23分。結果からすれば、ストレート2-0での圧勝だ。
試合は終始、ナダルがベースラインから、かなり下がったところで試合をせざるを得ない状況になる程、錦織のサーブ、ストロークともにクオリティが高かった。
さぁ、次の準決勝は、ツォンガとマレーの勝者との対戦になるが、全米オープンに向けて優勝を期待したい。
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