宇多田の元夫 映画監督 紀里谷（キリヤ）の「ラスト・ナイツ」(しくじり先生)

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本日8/3(月)放送のしくじり先生には、プロゴルファーのマルちゃんこと「丸山茂樹」選手と、映画監督の「紀里谷和明」氏が出演し、それぞれのしくじりについて説明していた。

丸山選手は「おもいやりというフェアウェイ」を外さずに、人生、喜怒哀楽をもって過ごせば、魅力的な人生を過ごせる、と力説。プロゴルファーとしての絶頂期に、調子に乗って金を持っていることを自慢してしまったことなど、数々のしくじりを説明した。

そして、宇多田ヒカルの元夫として名前を知っている人が多いと思われる、映画監督の紀里谷氏が登場した。

久しぶりにテレビに出演しているのを見たが、かなりの大人の色気を醸し出しており、女性ゲスト達からは“かっこいぃ～”が連発した。（画像含むオフィシャルブログはこちら）

日本の映画界に超嫌われ、10年映画を撮れなくなった

紀里谷氏の映画デビュー作は2004年に公開された「CASSHERN(キャシャーン)」という、昔の日本アニメをCGを活用して実写化した映画だ。主演は伊勢谷氏が務めた。

それまで映画を撮った経験がないのにもかかわらず、「日本の映画会は古い！」、「世界レベルの映画を撮るべき！」などと大口を叩いたことから、日本の映画界から超嫌われた。その結果、デビュー作の「CASSHERN」は制作費6億円、興行収入15億円と、本来であれば大成功のヒット邦画と言われるはずが、映画コメンテーターから「15点の映画」などとバッシングを受けた。

その後、日本の映画業界からは一切の声がかからなくなったのだ。

一方で、同タイミングで先進的な映画であるとアメリカのハリウッドが紀里谷氏を評価し、3本のハリウッド映画監督のオファーを受け渡米。

しかし、運悪くリーマンショックの時期と重なり、映画の撮影は流れることとなったのだ。

そんな紀里谷氏が変わったのはアカデミー俳優の一言

全てに絶対的な自信をもって取り組む紀里氏が5年間の歳月をかけて、苦労をしながら撮った自信作が、本人3本目の映画であり、かつ、初のハリウッド監督作品となる「ラスト・ナイツ」だ。

日本では2015年の11月に公開される。

キャストには、アカデミー俳優のモーガンフリーマンなど、超強力な俳優人を揃え、こちらの15秒の動画を見てもカッコいいハリウッド映画に仕上がっているように思える。

（出典：シネマトゥディ）

この映画の撮影の最後に、紀里谷監督があることをモーガンフリーマンに相談したことから、紀里谷監督のしくじり人生は変わることになったのだ。

紀里谷監督：「良い映画監督になるために、僕は何をすればよいですか？」

モーガン：「LISTEN」

その一言を残して、モーガンは立ち去ってしまったとのこと。

何だか映画の中のやり取りみたいだ。

それをきっかけに、紀里谷監督は、自分がこれまでで一番出来ていないことが、「人の話を聞くこと」、「セリフを聞くこと」、「感じ取ること」、だったと気づき、考え方を変えるきっかけとなったとのことだ。

誰にもしくじりはあるのだと思うが、しくじりが酷ければ酷いほど、立ち直った時にはプラスに作用するのであろう。しくじりのない人生にならないように、攻めの姿勢を貫きたいものだ。